特にスコッチの場合
大麦麦芽のみを用いたウイスキーをモルト・ウイスキーと言う。
小麦・ライ麦・トウモロコシを原料として用いたウイスキーをグレーン・ウイスキーと言う。
モルト・ウイスキーの内、単一の蒸留所で作られた物をシングル・モルト・ウイスキー、いくつかの蒸留所で作られた物を混ぜ合わせた物をヴァンデッド・モルト・ウイスキーと言う。
いくつかのモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜ合わせた物をブレンデッド・ウイスキーと言う。
世の中のウイスキーはほとんどがブレンデッド・ウイスキー。
特にアメリカン・ウイスキーの場合
アメリカン・ウイスキーでは、伝統的にトウモロコシやライ麦を多く使う。(手に入りやすかったから)
原料の51%以上がトウモロコシのウイスキーをバーボンと言う。
原料の80%以上がトウモロコシのウイスキーをコーン・ウイスキーと言う。
種類:スコッチ シングルモルト ハイランドモルト
購入:2006年3月24日 三鷹imaiにて。\1,980。
度数:40度、1000cc。
特売品で安かったので買って見た。(普段は\5980円の値札が付いていた。)
アイラモルトではないので、あまり癖はない。まろやかに口の中に味わいが広がり、後味はすっきりしている。シーバスリーガルほどさっぱりではないけど、割と軽めの味わいだと思う。
アイルオブジュラほどではないが、かすかに泥臭さを感じる。
ウイスキーの本によると、ナッツに近いオイリーな味わいが特徴なんだそうな。確かに少しコッテリ感はある。
癖がないだけに、リピート欲は少ないけど、飲み飽きない味わいかな。
\2000円を切っていたら買い。
「フェッターケィアン」とは「斜面の上の森」の意味だそうです。
ホワイト&マッカイの原酒にも使われているんだそうな。
種類:スコッチ シングルモルト アイラモルト
購入:2006.02月27日 新宿駅構内成城石井にて。\2,649。
度数:43度 750cc
これはアイラモルトでも有名なボウモア。サントリーが生産・輸入取引を始めたこともあり、日本で最も手に入りやすいシングルモルトだろう。
しばしば「アイラモルトの女王」と呼ばれるこのウイスキーは、その燻した香がとても心地よい。
味はやや辛口。甘さ、ほろ苦さ、辛味が割と強く、後味でふわーっと残る感じ。
「ボウモア」とは日本語で『大きな岩礁』と言う意味。創業は1779年で、アイラ島の蒸留所でも最も古い。
シングルモルトの最初の一歩として、お勧めのウイスキーです。
ボウモアグラス。
1999年頃、販促品でウイスキーに一緒についていたグラスです。
当時は2つ持っていましたが、1つは割ってしまいました。
くびれたデザインが非常に持ち易く、ウイスキーやビールを飲むのに非常に良いグラスです。大のお気に入り。
現在はボウモアのネット販売で入手できるようなので、今度購入を考えています。
(ただし、ユーロ圏内にしか宅配してくれないので、購入はなかなか難しいのです。サントリーさん、グラスも輸入代理してくれませんか?)
Laphroaig
種類:スコッチ シングルモルト アイラモルト
購入:2006.04.07 三鷹かめやにて。\2,279。
度数:43度 750cc
僕の一番好きなお酒。
栓を開けるとそこにあるのは「病院」の世界。アルコールとヨード臭とピート香の混じった香は、誰でも病院を感じさせる。
そして、ひとくち、口に含むと口の中にフワーッと香が広がる。香が強いのでわかりにくいけど、味わいは割と端麗な甘口。そして、ノドゴシが独特で、クワーッと体の内側から温まってくる。
冬の寒いときに飲むと、芯から体を温めてくれる、そんな味。
「ラフロイグ」とは「La Froie」で花の香、と言う意味だとどこかで聞いた。
「ラフロイグ」とはゲール語(スコットランドの現地語)で「広い湾の美しい窪地」と言う意味だそうです。
癖は強いが、一度はまると絶対に抜け出せない世界。
僕はずっぽりはまっていて、今回も安いからと二本買ってしまった。
Friends of Laphroaigに登録すると、このような登録証が届きます。
昔は直接郵送だったらしいのですが、今はメールでpdfで届きます。
それから、時々連絡も届きます…と思っていたら最近は届いていない!
よく考えると、spam誤判定を受けて届いていないのかも…。
さらに、誕生日にはこんなメールまで来た! ちょっと感激しました。
ラフロイグ・テイスティンググラス。
おおよそ1ショット分注ぐ事が出来ます。ラフロイグのグラスで飲むラフロイグは格別の味がします。
このグラスは、ラフロイグ直販のサイトからネットで購入しました。送料高&ユーロ高で、結構なお値段してしまいました。
注文してから届くまで一ヶ月ぐらいかかったので、届いた時にはすっかり忘れていたほどです。
ロゴ以外は比較的普通のショットグラスですが、気分の違いと言うのも楽しむ重要な要素だと思います。
種類:スコッチ ブレンデッド
購入:2006.02月27日 新宿駅構内成城石井にて。\1890。
度数:40度 700cc
スコッチのブレンデッドウイスキーの中でも有名な「バランタイン」。
大学時代、のんべえの友達だった永井が大好きだった酒。
僕の中でのバランタインのイメージは、「割と男性的」。シーバスリーガル等は水のようにすっと入るのに対して、バランタインはマッタリとしたコクがある。飲み始めはすっとフルーティ、味わうと濃厚なコクがあり、後味はスーッと消えていく感じ、最後にバニラの甘みがほんのり残る。
バランタインはファイネストから始まって、12年・15年・17年等があって、年代ごとに味わいが全然異なる。
僕の印象では、ファイネストは辛すぎてストレートでは飲めない。12年はスタンダードでやや辛め。15年を過ぎるとコクが心地よい重みに変わっていく。
このバランタインは、同じ12年でもいくつか種類がある。今回飲んでいるのは、「ゴールドシール」と言うスタンダードなモデル。
やや辛口だけど飲み飽きない、美味しいお酒。
Tobermory
種類:スコッチ シングルモルト アイランズ
購入:2006.04.07 三鷹imaiにて。\1,980。
度数:40度 700cc
三鷹のimaiは最近、在庫整理かいくつか安い品物を放出しており、そのセールで買った(フェッターケイアンも同じ感じで買った)。
トバモリーは、アイランズと呼ばれるハイランド地方の島々で作られている物で、マル島と言う島の蒸留所で作成されているらしい。
味わいは、口に含むとまずスパイシーで辛味のある味わいが広がるが、バランタインほどきつくはない。そして、コクはほとんどなく、ほんのりと後味を引っ張る感じ。
ほのかにスモーキーで、充分に楽しめるお酒。
ビンの緑色とずんぐりした形がかわいらしい。
I.W.HARPER
産地:アメリカ
品種:トウモロコシ・穀類
購入:2006年7月 浦和にてシングルロックを飲んだ。
度数:40%未満 700ml
僕が夏に好んで飲むバーボンの定番、I.W.ハーパー。
なぜか、 僕は夏になるとバーボンを、冬になるとスコッチを飲みたくなります。
バーボンとは、アメリカのケンタッキー州で作られ、原料の51%以上80%以下をとうもろこしとしている物を言います。(原料の81%以上がとうもろこしの蒸留酒を、コーンウイスキーと言います。)
その中でも、ハーパーは原料のとうもろこしの割合が高く、癖の少ない飲みやすい味わいが特徴と言えます。
僕の感想としては「久しぶりに飲んだけど、甘いお酒だなあ」と言うこと。ここで書いているほかのお酒はストレートで飲んだときの感想だけど、これはロックで飲んだので少し感覚が違うかもしれません。
バニラっぽい甘さがまったりと口の中に広がって、やっぱり飲みやすいお酒だなあと感じました。
JOHNNIE WALKER GREEN LABEL
種類:スコッチ ピュアモルト(ブレンデッド)
購入:なかむにもらった。
度数:43% 700ml
ジョニーウォーカーと言えば、世界的に飲まれている有名なウイスキーブランドの一つ。日本では確かキリンビールが輸入代理をしているはずです。
そんなジョニーですが、通常は「ジョニ黒」「ジョニ赤」と呼ばれる、ブラックラベル・レッドラベルの方が値段も手ごろで有名です。
今回もらったこのグリーンラベルは、15年以上寝かせたモルトをブレンドして作られたウイスキーです。ウイスキーは、熟成期間が長くなるほど味わいがまろやかになり、飲みやすくなります。(ウイスキー好きの中には若さが好きで、8〜10年程度のまだ強いウイスキーを好む人もいます。)
飲んだ感想は、割と辛口。コクもしっかりと強く、男性的な味わい。その中に、フローラルな香りが広がり、余韻はすーっとしている。
Canadian Club Classic 12YO
種類:カナダ
実家にて飲んだ
度数:40% 700ml
実家に帰ったら、ウチの親父が「いい加減にタンスの肥しにしていても仕方ないから」とふるいもらい物のウイスキーを飲んでいたので、僕ももらって飲んでみた。
味わいはバーボンに近いけど、甘みはほとんどなくて木の香のような渋みが最後に残る。
ちょっと枯れた味わいのお酒だなあと思った。
Lagavulin 16
種類:スコッチ シングル アイラモルト
バーにて飲んだ
度数:43% 750ml(?)
バーで飲んだラガブーリンストレート。
酔っ払った後なので詳しいテイスティングができなかったのは残念。
度数等も一般に市販されているボトラーの推測です。
香りはスモーキー。ラフロイグにも勝るとも劣らない、迫力のある香り。
一方で、味わいは意外と穏やか。癖が少なく、スーっと喉の奥に消えていく感触を味わう事ができる。
ヨード臭は思ったほどきつくはない(僕がラフに慣れすぎているだけかも)。
ラガブとラフはどちらも似た傾向で甲乙付けがたい味わいだが(多少好みの差があるかもしれない)現在の販売価格で言うと圧倒的にラフロイグがお得。とは言え、昨今のユーロ高(ポンド高)につられて、ラフロイグも値段が上がってきてしまっているのはちょっと悲しいところではある。
山崎 10年
種類:ジャパニーズウイスキー(シングルモルト?)
お店にて飲んだ
度数:40% 700ml
よくも悪くも典型的なジャパニーズウイスキー。やや男性的な濃い口の味わいだが、個性は非常に薄く、素人にも飲みやすい口当たりになっている。
昔(酒を飲み始めた頃)は山崎が好きで、一時期は僕のウイスキーのテイスティングの基準は山崎だった事もあったが、今では個性の強さに惹かれラフロイグが基準になっている(いったいどんな基準だよ、と言う突っ込みもあるけど)。山崎は滑らかすぎる事もなく、かといって辛すぎる事もなく、非常におとなしいと言うか失敗しない味わいだなあと改めて感じました。
TALISKER 10Years
種類:スコッチウイスキー(シングルモルト:アイラモルトではありません)
2006.12.28南浦和 玉喜にて購入。\2,890円
度数:45.8% 750ml
「口の中に広がる胡椒のようなスパイシーさがたまらない」と一部のファンで絶大な人気を誇るタリスカー。アイラモルトではない(スコットランドの北西部、スカイ島で作られています)けれど、アイラモルトに似たピートの香りとスモーキーさが特徴のお酒です。
飲んでみた感想としては、「あ、ボウモアに似ているな」と言う感じ。ピートの香りは確かにしっかりしているけど、ラフロイグほど強烈ではない。いつも超スモーキーな酒を飲みなれている僕からすると、「適度なスモーキーさ」といった感じでした。前評判ほどの強烈なスパイシーさはないけど、しっかりと力強い辛口の味わい。ノド越しを楽しんだ後、胃の中で広がる高揚感は、冬場に体を温めるにはぴったり。
味の分かる人には柑橘系の味わいが隠れていることに気づくらしいんだけど、僕にはそこまでは見抜けませんでした。まだまだ「常用酒」の地位はラフには譲れないけど、これもまた魅力的な味わいの一つで、バリエーションとしては欠かせない品だなあと感じました。
なお、タリスカーは有名なジョニ黒こと、ジョニーウオーカーの黒ラベルの原酒の一つに用いられているそうです。
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