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LX3で赤外写真を撮る

ここでは、DMC-LX3で赤外線写真を撮影している試行錯誤、感想等について記載します。
※赤外線写真は、決して盗撮を目的とした物ではありません!

赤外線写真の基本
一般的な写真は、可視光線(波長400nm〜700nm)を使って被写体を捉えます。 一方で、赤外写真は近赤外線領域(波長700nm〜1000nm付近)を使って被写体を捉えます。 何故、このような方式をとるのかは、以下の簡易サンプルを参考にしてください。

通常のモノクロ写真:
s-P1010833.jpg


モノクロ写真を加工して、ダイナミックレンジを拡張したもの:
s-P1010834_2_3.jpg


赤外写真:
s-P1010831.jpg


以上のように、赤外写真は原則としてモノクロ写真になります。(例外として、赤外域でいくつかの波長域で撮影し、それをイマジナリーカラーに当てはめる手法もありますが、ここでは基本としてモノクロで示します)。
が、同じモノクロでも写り方にかなりの差があるのが分かるかと思います。簡単に言うと、以下の特徴があります。
 1. 空が暗くなり,雲の陰影が強調される(拡散されている青波長成分の光が遮断されるから)
 2. 光線による陰影が強くでる(拡散光を吸収するため)
 3. 樹木の葉の部分が白く浮かび上がる(葉緑素の吸収曲線の影響)
また、通常のデジタルカメラは、絵の破綻をなくすためあらかじめ赤外線カットフィルタが入っています。そこに赤外線フィルタをかませると通過する光の量が凄く少なくなり、長時間の露光が必要になります。
このため、長時間露光のブレ効果も入ることになります(逆に、人間等の被写体は意図的に動かないと撮影できません)。

Created at 2008-12-14  |  Modified at 2011-04-17

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