全体としては、下面発酵ビールは癖が少なく、冷やして飲むのが美味しいタイプのビールといえます。
一方で、上面発酵ビールは(香味・度数等)癖が強く、必ずしも冷やして飲むタイプとは言い切れなくなります。
また、ビールはその製法にとどまらず、加えるホップの種類によっても様々に味わいが異なってきます。
一方で、ビールの商品名のルールはこれら分類を無視した名称がつけられることも多く、ビールに対する誤解を生む一つの原因になっていると思います。
ビールに関しては挙げていくとキリがないので、ここでは僕が実際に飲んだ感想に基づいて書いていきたいと思います。
※ただし、飲んだ感想と言うのは、日々の変化により移ろい易い物です。あくまで、参考にしていただけると幸いです。
濃い琥珀色(と言うよりはむしろコーヒー色)のビールです。炭酸はあまり強くありませんが、クリーミーで刺激の少ないまろやかな泡が出来るのが特徴です。
特に冬の季節になると僕の定番ビールになり、箱買いの対象になります。
特徴は、
■見た目に比べるとずっと強い炭酸の刺激感
■いかにも黒ビール然とした、ややスモーキーな香り
■後味は若干酸味が残ります(これは鮮度に依存するかもしれません)
付け合せは、イギリスで定番のフィッシュ&チップスは勿論ですが、やはりあぶらっけの強いフライ系が一番合います(フィッシュフライよりチキンフライの方があうと思います)。
炭酸が弱いこともあり、何本も飲み進めても飲み飽きることなく飲める一本です。
冷やしても美味しいのですが、ぬるめのビールもまた一興の味わいです。
写真のような缶ビールの場合、缶内にフローティング・ウィジェットと呼ばれるプラスチックのボールが入っており、それが触れることで缶から注ぐ時にクリーミーな泡を生成してくれます。
しばしばギネス・ハーフパイントグラスがオマケにつくことが多く、ちょうどいいサイズなのでそれに注いで飲むのがオススメです。
ギネスグラス。ハーフパイント用です。これは、「藤井フミヤ」モデルです。
ギネスグラスは、しばしばタイアップをしており、FCバルセロナモデルなど、たくさんの種類があります(基本的にはグラスは同じで、デザインが違うだけです)。
このモデルはよく見ると歯車の中に「GUINNESS」が入っています。
特別かっこよいかは微妙ですが、使い勝手はとても良いです。
できればクリスタルガラスで作って欲しい。
ギネスグッズの数々。ギネスは様々なグッズが出ており、集め始めると止まりません。
基本的には、ギネス4本セット+オマケみたいな形で入手できます。
今回のオマケは、手前から
・キーホルダー(ボケてしまっていますが、GUINNESSの刻印があります)
・しおり
・小物トレイ
・ビニールシート
です。
実際に使っているのは、キーホルダーかな。
どれも黒地に白(又は刻印)でGUINNESSのロゴが。トレイにはハープも載っていますね。
ギネスのシートの上で、ギネスビールを飲みながら花見をしたり、花火を見たり、と言うのが夢なんですが、花火の時には夜に黒いシートはイマイチですね。
黒いシートに散り桜なら絵になるでしょうか?
2008年5月から、日本でも一般向けに缶ビールが発売されました。ギネスと共に、日本での輸入代理店はサポッロになっています。
ギネスに比べ、若干淡い色合いのビール(日本のビールより若干濃い程度でしょうか)。炭酸もギネスよりは若干強めで、冷やした方が美味しそうな雰囲気です。
ちょうど、日本のビールとギネスビールの中間のような味わいでしょうか。いきなりドラフトギネスに抵抗があるならば、キルケニーから始めてみるとよいと思います。
日本のビールと比較すれば確かに個性は持っていますが、全般としては我が強い訳ではなく飲み易い一杯です。
今は入荷が始まったばかりと言うこともあり、比較的いろいろな所で入手できる(ただし現在は受注が多すぎて若干入手難)ビールですので、このまま手に入りやすいビールとして定着して欲しい物です。
日本を代表する地ビールメーカーの一つ(とは言え倒産しかかったけど)、銀河高原のペールエールです。
2007-2008冬シーズンは首都圏一部店舗での限定販売だったようですが、この夏から全国展開するらしい? と言う話もあり、嬉しいところです。
僕は、このビールは大のお気に入りです。今年の冬はせっせと飲んでいました。特徴は
■しっかりしたコク。比較的濃い色合い(琥珀色)
■しっかりした甘みと独特の風味の絶妙なハーモニー
と言ったところでしょうか。キンキンに冷やすよりも、適度に冷やした状態が一番美味しいと思います。
ペールエールと言うと、アサヒが輸入代理をしているイギリスの「バス ペールエール」と言うビールがあるのですが、こちらはビックリするぐらい甘いビールでした(一瞬、砂糖でも混ざっているのではないかと思ったぐらいです)。
ペールエール自体は比較的苦味が強いのが特徴のようなのですが、実際のところはどうなのでしょう?
僕の中では「ペールエール=甘い」と言う勘違いが起きている昨今です。
こちらも同じCOEDOビールのKyara。缶の色調はパステル調で、やはり缶の雰囲気と同じく、どちらかと言うと繊細な感じの味わいのビールです。
同じCOEDOのRuriに比べると、こちらの方が ビール自体の色合いも若干濃く、味わいも濃くなっています。特徴を現すなら「甘くて、こってり」ぐらいかな、と思います。同じ甘さでも、こちらはビール自体のコクと相まってか、濃厚な甘さに感じました。
缶に書かれた特長には、「少々温度が上がっても楽しめるしっかりとしたボディ」とありましたが、温度が上がると甘さが目立ってしまい、極端に言えば砂糖水を飲んでいるような感じになったので、あまり高い温度では飲まない方が言いように思いました。
こちらはあまりつまみを不要とせず、ゆっくりとビール単体の味わいを楽しむのが良さそうに感じました。キレや辛味はほとんどないので、辛口の料理にはあわないと思います。
淡い瑠璃色の缶が特徴のCOEDO Ruriビール。COEDOビールは川越に拠点のある地ビールの会社です。最近、人気があるようで比較的簡単に手に入ります。
COEDOブランドにもいくつかビールがありますが、このRuriの特徴は「甘くてすっきり」かなあと思います。ふわっとした軽い甘みが強く、ビール自体のコクはあまり強くありません。
ので、比較的繊細な味わいのつまみと一緒に食べるのがよさそうだなあと感じました。油の強いものや、辛口のものよりは刺身やサラダなどのサッパリしたものとの相性がよさそうです。
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